丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

バルト海クルーズ

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新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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ストックホルムからは連日クルーズに出発する大型船が出ています。なかでも有名なのは「シリヤライン(Silja Line)」でしょうか?シリヤラインはお隣フィンランドのヘルシンキや、バルト三国のタリン、リーガへ行くルートがあります。また、日本ではあまり有名ではないものだと「ビリカ(Birka)」や「バイキングライン(Viking Line)」等があります。このクルーズ、値段もなかなか安く利用できるので、季節を問わず連日沢山の人たちで賑わいます。

上の写真はビリカとバイキングラインのフェリーが出ている港になります。前回ご紹介したGamlaStanからも徒歩で来れますし、最寄り駅は地下鉄のSlussen駅と、とても便利な場所に位置しています。シリヤラインはちょっと離れたところにあるので、バスを利用しなければいけません。

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今回の写真は、ビリカのフェリーから。ビリカの利用客層は殆どがスウェーデン人のご年配の方たちです。最初に挙げたフェリー会社の中でもバイキングライン1番安く利用できるので、若者が多いですね。

どのフェリーの中にもレストランやスパ、免税店やプール…フェリーで一泊クルーズするだけでも楽しめるよう、様々な施設が整っています。上の写真は丁度奥でバンドが演奏している所です。手前のフロアでは、きっと若い頃を思い出しながらでしょうか。楽しそうに、ダンスをするカップル達が。バンドが演奏する曲は、勿論ご年配の方たちが楽しめるようスウェーデンのオールディーズソングです。年をとってもこうやってお互い手をとりあってダンスを楽しむ… クルーズ中はどのフェリーでも見られる光景ですが、目にするたびに「素敵だなぁ」と思います。このバンド演奏は深夜2時まで続きました。




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レストランではディナー、朝食、ランチ…とビュッフェスタイルで食事がいただけます。海の見えるテーブルでディナーをいただきました。写真は、スウェーデン人の「定番」のミートボールです。
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勿論デザートもありますよ!
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この日はほぼ満月で月明かりのとても美しい夜でした。ちなみに真夏には白夜が、真冬には凍った海がデッキから見ることが出来ます。どの季節でも楽しめます。夏ですと、乗客は皆デッキでビール片手に、遅くまで日焼けを楽しんでいます。

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こちらは陽が沈む前の海。

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船の一番後ろです。


海もその日、その時間によって様々な顔を持っています。この日は先に書いた通り、月明かりの綺麗なとても静かな海でした。バイキングラインで安い時ですと、何と1000円程でクルーズ1泊の旅が出来ます。ちょっとした気分転換に、特別な日に、どのシーズンでも行きたい時に行くことが出来るクルーズ。スウェーデンにお越しの際は、是非!お勧めですよ。

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