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はじめに
2020年7月からレジ袋有料化が始まったり、「オーガニック」という言葉が多くみられるようになったりと、ようやく日本も環境に対する意識が変わってきたような気がします。しかし、その一方でこれまでにない暑さが続いて、季節のずれを感じると、環境破壊はじわじわと進んでいると痛感します。恐らく、みなさんもどこかでそれは感じていて、それでも見て見ぬふりをしているところもあるのではないかと思います。
正直、私も環境に配慮した暮らしをしたいと思いつつ、できていないことが多すぎて、「まぁ、いいか。」となってしまうこともあります。そんな私ですが、昨年から就職を機に一人暮らしを始めました。そこから、ほんの少しだけ、自分ができる範囲でちいさくエコな暮らしを意識し始めたので、みなさんにもご紹介したいと思います。もちろん、暮らし方は人それぞれ。「これはできるけど、これは自分の暮らしに合わないな。」ということもあります。みなさんの「これなら環境にやさしく、自分も心地よく過ごせそう!」というところのヒントになっていただけたらなと思います。
私がやっているエコな暮らし10
環境に配慮した会社に勤める。
就職活動を始めたときに、何を基準に会社選びをする?と自分に問いかけたときに、大切にしたかったのが、「企業理念」と「環境に配慮した会社」でした。そして、出会ったのが今の会社「都田建設」です。会社の評価を上げるためにも、環境に配慮したことを行うのは今では普通かもしれません。けれど、都田建設はそういうこと抜きで、「世界を変えていきたい!」という本気の想いでやっています。だからこそ、仕事と暮らしがリンクして、必然的に私自身の暮らしも変わっていったのだと思います。人生のほとんどが仕事になるのなら、「環境」も「暮らし」もプラスになる「仕事」の選び方も良いのではないでしょうか。
洗剤系はなるべく環境にやさしいプロダクトを使う。
正直、オーガニック系のものは通常のものよりも高いです。一人暮らしの私にとっては厳しいなと思うこともあります。なので、全ての洗剤ではなく、「食器用洗剤だけは環境にやさしいものにしよう!」と決めたりしています。オーガニック系のものは、どれもパッケージのデザインがシンプルでインテリアによく馴染みますよね。ごちゃごちゃしたデザインで、あまり環境に良くないものをキッチンの目立つところに置くよりかは、「ちょっと高いけどシンプルで環境にやさしいものを置く」という選択の方が、人にも環境も心地よいのかもしれません。
化粧品系はオーガニックのプロダクトを使う。
一番肌に直接触れる化粧品系はなるべく、オーガニックのプロダクトを選択するようにしています。一見、環境とつながっていないようで、例えば動物実験をしていないとか、海を汚さない成分からできた日焼け止めなど、私たち人間も自然の一部だからこそ、全てつながっていて循環しているのだと思います。ドロフィーズインテリアでも、このようなことを基準にオーガニックのプロダクトを多く取り扱っています。
ラップやジップロックを使わず、みつろうラップを使う。
一人暮らしを始めるときに、当たり前のようにラップとジップロックを買いました。いざ生活が始まったときに、私の場合、思った以上にジップロックとラップを使いませんでした。というのも、作り置きや冷蔵庫・冷凍庫に保管ということをほとんどしないからです。料理は毎日しますが、1週間で食べきれる分を冷蔵庫と冷凍庫にいれます。なので、1週間経ったら冷蔵庫も冷凍庫もすっきり空になります。一人暮らしだからできることなのかもしれません。だけど、私にとっては、いつ食べるか分からないものをずっと冷凍して冷凍庫がぱんぱんになってしまうことの方がストレスになります。冷蔵庫もすっきりしていたほうが次の買い物がしやすい。
それでも、ラップは一時的に必要になったりするので、最近は「みつろうラップ」を使っています。みつろうラップとは、布にみつろうを染み込ませて、洗って繰り返し使えるラップのことです。みつろうは抗菌、保湿効果もあり、まさに環境にやさしいラップなのです。好きな布でつくれるので、包むのが楽しくなりますね。ただ、電子レンジは使えないのが難点です。今後、もっと高性能なものがでてくるかもしれませんね。
食品もなるべくオーガニックのものを使う。
「自分のからだは自分の食べたものでできている。」という当たり前のことを、私もすぐに忘れてしまいそうになります。だけど、これを意識したら、既に調理済みのよく分からないカタカナがずらずらと並んだ添加物たくさんのものを食べるより、自分でつくる料理の方がよっぽど安全で、シンプルで、からだも環境も喜びます。全てを完璧に自炊は難しいかもしれません。けれど、「お昼は必ずお弁当にする。」とか小さな目標を決めて、それをクリアしたら次の目標を決めてやってみる。みたいな感じで私はゆるくやっています。
地元産の野菜を購入する。
やおやさんや、ファーマーズマーケットなら新鮮でおいしい野菜が手に入ります。
本当は私もそれが理想ですが、中々そこまでできないので、スーパーに行ったら、なるべく地元産の野菜を手に取るようにしています。それだけでも、地元の生産者の方の応援になるし、安全で新鮮な野菜を購入できます。
環境のことを学べる雑誌や本を読む。
本を読むというと、少し固く聞こえるかもしれませんが、そんなことはなくて、シンプルで分かりやすく、楽しく読める雑誌や本があります。おすすめの雑誌は、「FRAU」。初めてSDGs(環境に対する持続可能な国際目標)を取り上げた雑誌です。これを見て、エコってお洒落でかっこいいなと価値観も変わったような気がします。エコなプロダクトの紹介もあり、とても分かりやすい内容なのです。
本のおすすめは、北山耕平さんの「自然のレッスン」と「地球のレッスン」です。詩のかたちで書かれているので、ふとしたときにぱらぱらとめくって「あ。そうだった。」と気づかされることも多いです。こちらは、ドロフィーズ内「蔵で旅するbook store」でも販売されています。
キャンドルのある暮らしをする。
北欧の暮らしに憧れる方も多いですが、北欧では必ずキャンドルを灯します。ゆらゆらと揺れる炎を見ているだけで癒されますよね。私はゆっくりしたい夜に、空き瓶にキャンドルを入れ早めに電気を消したりします。電気の節約にもなるし、災害の時にも役立つので、キャンドルは必須ですね。
身に纏う服もストーリーのあるものや、オーガニックコットンを使っているものにする。
「エシカルファッション」という言葉もたまに聞きますが、いわば環境問題や社会問題に配慮した素材の選定、生産、販売をしているファッションのことです。服一着でも、生産の仕方によっては環境に負荷を与えてしまうことになります。今自分が着ているシャツはだれが作ったのか、どんな想いで作られたのか。そこの背景やストーリーを知ることで、その一着に愛着が湧いて、永く大切にすることができますよね。
環境に関わる発信をしているInstagramのアカウントをフォローして、情報を得る。
最初から難しいホームページを見るよりも、気軽に身近に情報が入ってくるので、私はInstagramから情報を得ることが多いです。例えば、「SDGs」のアカウントはいくつかあります。他にも、「mother_eaeth_project」というプロジェクトチームのアカウントなど。環境にも人にも優しいライフスタイルの発信がされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここで紹介したことは、ほんの一部ですし、大きなことではないですが、何かみなさんの暮らしのヒントになって下さったら幸いです。
環境に対する行動で、私が大切にしていることは「人にも環境にもやさしい」ということです。どちらかが極端に負荷になってしまうことは続かないなと思います。だからこそ、そこのバランスをうまく保ったプロダクトや行動を「選択」していく。その、ちいさな「選択」がこの地球環境を変えていきます。ぜひ、みなさんも今の選択が自分にとっても、環境にとってもベストなのか振り返ってみてくださいね。
また、私は現在、ドロフィーズインテリアのスタッフとして商品セレクトに携わらせていただいています。そこでもこれまであげたような価値観を大切に、セレクトしています。ぜひ、ドロフィーズインテリアを含めたドロフィーズキャンパスに、暮らしのヒントを見つけにお越しくださいね。
渡辺美緒 / インテリア・アドバイザー
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