丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

北極圏の鳥

WRITER

新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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こちら15~18℃の記録的な春の暖かさを記録した直後に降った3月下旬の雪。春の兆しを存分に感じていましたが、この日はご覧のようにすっかり積もりました。この後また気温が暖かくなり、冷たい雨が降ったり…などとお天気が優れない日が数日続いています。

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さて、先日図書館へ久しぶりに行ってきたのですが、そこでこんな展示をしていました。
「Fåglar vid ishavet.」
北極海の鳥たち“というタイトルです。

これからご紹介する写真は、そこで展示されていたこのお二方BjörnさんとGöranさんが撮影したものになります。上の写真の地図で、だいたいどの辺りで撮影されたかがわかります。ピンクの矢印の始まっている場所(一番下)がストックホルムで、そこから北へ向かい、黄色い点から水色のラインがバス移動、そしてバツマークが撮影地点です。本当に北の最果てですね。

こういう写真で見る以外、私たちには到底行く機会の無い場所です。

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こちらはバードウォッチングの際に滞在した場所でしょうか。殆ど何もありません。右上の写真は恐らく教会でしょう。

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早速ユニークな見た目の鳥の写真が展示されていました。こちらは「Lunnefågel」、日本語ですと北大西洋と北極海に生息している「ニシツメノドリ」という種だそうです。カラフルなカラーの鳥は南の方にいるイメージですが、クチバシと足がこんなに鮮やかな鳥も寒い寒い北極海にいるんですね。

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こんなナイスタイミング!な瞬間を捉えた写真や

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悠々と威厳をもって大空を羽ばたくHavsörn(オジロワシ)の写真も。

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グリーンの瞳が印象的なこちらの写真はTopskarv(ヨーロッパヒメウ)というそう。翼を広げると最長で110cmにもなるとか。大きいですね!

こちらの展示は図書館に入ってすぐの催事室で開催されており、自由に見たい人が入って鑑賞し、また置いてある北極やノルウェー北部の地理や鳥の本が置いて自由に読んだりくつろいだり出来るようになっていました。

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北極海といえば…鳥たちの写真を見ながら、私が以前行ったノルウェーの北極圏の街を思い出していました。こちらの写真は私が撮影したものです。

スウェーデンで何年も過ごしていたら、北の場所にとても興味が沸いてきたので(雪や氷がとても美しいです!)、この展示されていた写真が撮られたようなもっともっと北の場所へいつか行ってみたいなと思いました。

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