丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

秋の空とハロウィン

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新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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ハロウィン。日本ではここ近年ハロウィンが以前よりとても盛り上がっていると聞きますが、こちらスウェーデンではそんなに大きなイベントではありません。昨日もスーパーへ行ったのですが、ハロウィングッズは売り場の小さな小さな一角に売られている程度。日本の方が盛大にハロウィンのイベントを行っているに違いありません。

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こちらは毎年ハロウィンの時季になると野菜売り場で売られる、ハロウィン用のカボチャです。ジャックオランタン等を作る用ですね。最初にご紹介した写真のとても大きなカボチャは、安いもので1キロ約150円程から買えます。こちらの写真のカボチャは、サイズは小さいですがユニークな見た目をしたものばかり。デコレーション用にうってつけですね。

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ところでハロウィンといえば、欧米などでは子ども達が「Trick or Treat!」と言いながらお菓子を貰いに近所の家を周るようですが、ここスウェーデンは他人との距離やプライバシーをとても大切にするので、まずやりません。もしかしたら小さなお子さんの多い団地などでは前もって計画しておいて出し物の一環として行う…という事はあるかもしれませんが、一般的には行いません。

子ども達は、恐らく保育園等で先に紹介したカボチャでジャックオランタンを作ったり、仮装したりして楽しくハロウィンという文化を知るでしょう。一般的には、ここスウェーデンでのハロウィンはとっても地味です。

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さて、まだまだ緑の強い葉を残した木々もありますが、紅葉した葉や落ちリンゴも見られるようになり、風景はすっかり秋です。こちらの写真は、昨日16時半頃に撮影したもの。

真冬になると15時すぎでもう真っ暗ですから、まだまだ今は日は長い方でしょう。ただ、日に日に日没時間は早くなって行きます。

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こちらはとあるお宅。庭のリンゴの木に成る実が十分に赤く染まり、地面に落ちているのを見て「秋だなあ」と思ったのでパシャリ。スウェーデン秋の風物詩の1つです。庭にリンゴの木がある家が多いので、秋になるとよく自宅の庭に落ちたリンゴを拾ってる人たちを見かけます。リンゴはジャムなどにするそうです。

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秋空の写真を撮っていると、まだ青い空に半月が。

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一か月後の同じ時間にはもう真っ暗なんだろうな…と考えるとちょっと寂しいですが、今年の冬はどんな白銀の景色を見せてくれるのだろうと考えると少しワクワクします。去年はとても温暖であまり雪が積もらなかったのですが、今年はどうでしょうか。

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