丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

夏を満喫する人達

WRITER

新谷友海


スウェーデンはまだまだバケーションシーズン。バケーションシーズンは人にもよりますが、8月中まで続きます。人によっては1~1カ月半ほど休みをとる人も。休みの少ない日本人にとっては、羨ましい限りですよね。バケーションシーズンですので、多くの人が海外や郊外の別荘へ出かけ、街中は通常時よりも少しだけ閑散としています。

まだまだ日差しが暖かいシーズンですので、テラス席は大人気。秋に入るとまた夜が長くなってくるので、日に当たれる時に沢山当たろう!といった意気込みを感じます。公園や芝生の上で水着になって日焼けを楽しむ人も少なくありません。


スウェーデンの夏といえばいちご。屋台でも沢山のいちごに季節のブルーベリーが並びます。ブルーベリーは、もうシーズンが終わり掛けですが、まだまだ場所によっては森の中で採り放題。マフィンなどの家庭で焼くスイーツに入れたり、そのまま食べたりと、夏の貴重な自然の栄養源です。


こちらは街のスクエアに出ていた、オーガニック野菜のマーケット。やはりスウェーデンでは、オーガニックやエコなものが人気です。


そして最近ではあちらこちらにあるリンゴの木から、ほとほとと、リンゴが落ち始めました。こちらは一軒家の庭にあるリンゴの木と椅子。椅子の周りにも落ちたリンゴが沢山。

スウェーデンには、リンゴの木を庭に植えているお宅が多いので、この季節になるとリンゴの良い香りが住宅街から漂ってきます。ただ、落ちたリンゴを片付けるのは大変そう。お宅によっては、庭で採れたリンゴを袋に入れて、門の前に「ご自由にどうぞ」という張り紙とともに置いておく家庭も。

おすそわけ、心が温まりますね。


こちらは公園にあったリンゴの木。見上げてみると、沢山のリンゴが生っています。まだ緑で赤く色づいているものは少ないのですが、それでもぽとぽと、とリンゴが落ちていきます。これも風物詩のひとつ。


そしてこちらは最近街中に置かれ始めたストリートピアノ。可愛らしいピンクのペイントが施され、街ゆく人々に人気です。老若男女、ちょっと弾いて見ようかなという感じで、ここを通ると誰かの弾くピアノの音を聞くことが出来ます。

日本ですと、8月は夏真っ盛りの季節ですが、いよいよ8月。スウェーデンでは一足先に、秋を感じ始める月となります。

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新谷友海

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