生きものだから。

一度亡くしたものは、取り戻せない・・・
腐った果物はもと通りに戻せないということと同じ。
特に、文明、文化、風土、気質、キャラクター・・・といわれるもの
目には見えにくいが
細部に宿ってできる一つ一つのものの掛け算で
作り上げられるものにとって
亡くしたものは取り返せないと私は思います。
だから、ほおって置くと腐ると思って
しっかりとメンテナンスをしたり
鮮度を与えたり
カイゼンをし続けなければなりません。
腐ってからでは遅いのです。
なのに、ゆで蛙になってしまって
気づかないうちに滅亡を迎えるのです。
私は自らはこういう経験はありませんが
過去の歴史や、他の事例から滅びる法則を
学ぶことで、そうならない行動を
今この瞬間からも日々、自らを律していくことを
心がけるようにしています。
身に起こる、小さなサインを見落とさないように
受け留める自分が慢心していては
ないも入ってきませんからね。
すべてのものとことには、寿命があります。
その寿命の先には、再生と誕生もあるのですが
それが、持続可能に輪廻してけることを考えると
絶対に受け継がねばならない、
バトンを次につなげなくてはならないことが
明確になります。
大きな時間の流れのなかでの、今を大事に丁寧に
そして、正道を勇気を持って歩む喜びを感じるのです。