春を迎えるValborgsmässoafton

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新谷友海


この記事を書いている4/30は、本来ならば大きな大きな篝火で皆で春の訪れを祝うValborgsmässoafton。篝火がたかれるValborgsmässoaftonと呼ばれるいわゆる”Valborgイブ”が4/30、そしてValborgが5/1となっています。多くの人が篝火の周りに集まる日です。このブログでも何度かご紹介してきました。スウェーデンを始め、北欧、中欧など各所で行われるイベントの1つです。

しかし、残念ながら今年もパンデミックの為中止。来年はまた通常通り迎えることが出来るといいのですが。写真は3年前のものです。

残念ながら伝統通りの春を迎えるお祭りはできませんでしたが、春夏に向かって進めていた歩みを雪が降り一歩二歩下がりながらも確実に近づいていっているので、桜の花も満開となり随分春らしくなりました。

Valborgのお祝いの様式は地方や都市によって様々な違いがありますが、大きな篝火を焚くのはスウェーデンの伝統的な様式の一つなのだそう。これはスヴェアランドで確立した風習で、18世紀の間にウップランド地方で始まったものであるという事だそうです。歴史のある行事の1つです。

発祥は、古代ケルトの頃だそう。

この桜は綺麗な白色をしていますが、なんという種類でしょうか?街の中心部に咲いているピンクの桜はもう葉桜になっていました。開花してから雪がふったりもしているのに、たくましいですね。

木々にも沢山のつぼみが。まだ1度ほどまで下がる時もありますが、来週は安定して10度前後をキープするようです。

この写真を撮った時は夜7時頃。結構日差しがまだ高くて明るいのがわかるでしょうか?日の入りが21時ほどになったので、22時頃にようやく暗くなる感じです。夏の訪れを感じさせることの1つが、やはり白夜の来る前の日の長さですね。


こちらも何かを必死にモグモグ、と食べている野うさぎ。鳥も良く地面の上を歩いて何かを食べています。栄養のあるものが食べられるようになったんでしょうね。このウサギ、このように私が近づいても犬が来てもじっと座っていました。度胸がありますね!

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新谷友海

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