丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

別荘のある夏の楽しみ方

WRITER

新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

DSC02154.jpg

8月も中旬に入り、秋の気配が近づいてきたのを感じます。天気の悪い日や朝夜などは、気温も15℃程まで下がり半袖1枚では肌寒くなるように。日の長さも徐々に短くなってきているのを感じます。深夜でも太陽が沈ます、明るくそして皆の大好きな夏もどうやら折り返し地点を過ぎてしまったようです。

今回は、まだまだ気持ちは夏…ということで、スウェーデンの別荘を紹介します。先月訪れた中北部の街でも、自宅から車で20~30分で行ける距離の海の近くに別荘を持っているお宅もチラホラ。

DSC02174.jpg

このように、別荘の近くにはボート置き場があるので、自家用ボートに乗って別荘に過ごしに来る家庭も少なくありません。

DSC02169.jpg

海がすぐそこの位置に別荘を持つ家族は、水着に着替えてそのまま歩いて海水浴を楽しみに来ます。

DSC02172.jpg

多くの別荘は、こんな感じです。木造で小じんまりとしており、手入れがとても行き届いています。

DSC02155.jpg

どの別荘も、スウェーデンの国旗を掲げていますね。

DSC02185.jpg

こちらは別荘のゲストハウスです。中には二段ベッドがあり、手前に写っているのはバーベキューコンロです。スウェーデンの夏といえばバーベキュー…と言っても過言でない程、皆バーベキューが大好き。どこの家庭にも1つはあるのでは無いでしょうか。個々の庭が無いマンションにも、マンションの前の広場に住民が使っても良いバーベキュースペースがある程です。夏になると、外を歩けばバーベキューの香りが漂ってきます。スーパーにも夏場は簡易バーベキューセットが並びます。

DSC02198.jpg

こちら、上のバーベキューコンロで焼いたお肉とソーセージ。香ばしい香りが漂います。

DSC02197.jpg

焼いたお肉はポテトグラタンと。

DSC02186.jpg

スウェーデン人はDIYが得意で、自宅や別荘のテラスや小屋まで何でも自分で作ってしまいます。こちらのテラスも、1からDIYで作ったものです。ホームセンターや大きめのスーパーに行くと、とても沢山の工具や木材が売っています。

こちらでは夏の休暇は2~4週間と、日本に比べとても長くとれます。
自宅でゆっくりしながら、別荘へ行って芝生の手入れをしたり、新しい柵を作ったり新しいインテリアを飾ったり。そして気の向いた日には別荘に泊まってみたり。大自然の中にある別荘では、TVや携帯の電波がなかなか繋がらない場所も少なくないので、とてもゆっくりと時間が流れます。

大自然の中でこそできる、スウェーデン人の別荘のある夏の楽しみ方です。

丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

Fine Pick Up