丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

Julkrubba

WRITER

新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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Gott Nytt År!(明けましておめでとうございます!)

日本の皆さんはもうお正月気分も抜け、いつも通りの生活に戻られた頃でしょうか?スウェーデンのお正月はというと、皆クリスマスの方で休暇をとり、家族でじゅうぶんに祝うので、大晦日、年越し、元旦…と、日本の盛大なそれと比べたらこれといって特別なことはありません。年越しの瞬間に、個人個人で花火を上げる位でしょうか?お店も元旦より営業のところも多く、仕事始めも2日からの人も多いです。日本のお正月に慣れてしまっていると、ちょっと…というかかなり物足りないスウェーデンのお正月。

さて、上の写真。

今日街で行われていた「Levande Julkrubba」(キリストの降誕シーンのライブ劇)を見に行って来ました。クリスマスはもう終わりましたが、街はまだクリスマスのイルミネーションにクリスマスツリー、引き続き飾られており華やかです。今回はそのキリスト降誕シーンを、街の劇団と合唱団が上演した写真、ご紹介しますね。

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劇を見に来ている人たちの中でも、子どもたちが沢山見受けられました。動物も登場し、皆興味津々です。

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小さな舞台の上では、イエス・キリストを抱いた聖母マリアが。このキリスト降誕の様子は、前回のクリスマスの記事でご紹介した教会でも、教会の方が子どもたちに向け、人形を使い語り聞かせていました。

スウェーデンは大変移民が多い国ですので、勿論ムスリムや他様々な宗教の人たちがいます。スウェーデン人の若い人たちは、日本と同様に宗教をあまり気にしない人も多いですが、やはり基本となっているのはキリスト教。このように、小さな頃から劇や語り聞かせで、クリスマスやその由来等を教えているようです。子どもたちも、これなら難しく思わずに楽しく学習することができますね。

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広場には沢山の人たちが集まり、キリスト降誕の様子を鑑賞していました。クリスマスといえば…の、グロッグ(スパイスのきいたホットワイン)やジンジャークッキーも無料で振舞われていました。

写真を見てお分かり頂けると思うのですが、12月中旬までに沢山雪が積もっていたのですが今では殆ど解けてしまいました。クリスマス前より気温が上がり、ここ最近0℃~5℃をいったりきたりしています。3~4月頃になると、毎年雪が解け始めてこのような景色と気温になるので、まるでもうすぐ春が来るのかと錯覚してしまうような気候です。天気予報を見ると、今週末からまた温度がちょっと下がるようですが、どうでしょうか。雪の無い冬の北欧は、ちょっと寂しいですね。

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