丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

歴史のある石

WRITER

新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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4月に入り、こちらはだいぶ春を感じることが出来るようになってきました!天気のいい日は日中10℃を超える気温となり、今日はなんと18℃まで上がりました!日もどんどん長くなり、朝は早くから鳥達のさえずりが森から聞こえてきます。バルコニーに出ると聞こえる鳥達の大合唱、なかなか気持ちの良いものです。森へ足を踏み入れると、凍っていた雪はすでに殆ど解けていました。

天気の良い日は、上の写真のように夏顔負けの空に。ただ、4月の天気はとても変わりやすく、ここ数日でも嵐の様な強い風が吹く日(スウェーデン中部では、この強風のせいで停電があったようです。)、大雨の日、そして快晴の日…と、コロコロと空が違った顔を見せています。

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さて、今回は歴史のある場所をご紹介します。

私の住んでいる街は、北欧の中でも「最も古い歴史がある」と言われる街のうちの1つ。市街地は近代的で、とてもそんな感じはしないのですが、散歩をしていると、その歴史の古さを感じさせるものに出会います。

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私の家から歩いて20分程でしょうか。少し坂道を登るとひらけた広場に出ます。この広場はミッドサマー(夏至祭)には沢山の人たちが集まり、ポールの周りを手を取り合って踊り、夏を喜び、祝います。そして、ここにはとても古い石碑がたくさんあります。

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こちらはベンチでしょうか?はたまた、中央でバーベキューをする為のものでしょうか。

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スウェーデン語が彫ってあるのですが、私のパートナーに聞いたところによると、この文字はとても古いスウェーデン語なので、解読出来ない部分もあるとの事でした。

スウェーデンには、他にも「ルーン文字」と呼ばれる古代文字が彫られている石も沢山見かけます。私の今住んでいる街では見たことはありませんが、前住んでいた街の広場、また、街から少し離れたポツンと佇む教会で、他の街で何度か見かけました。
こんな古く歴史のあるものなのに、あちらこちらに、街の中、森の中、広場に普通に佇んでいます。ずっと昔から、きっと同じ場所でスウェーデンの変わらぬ景色を眺めているのでしょうね。

今回ご紹介した広場では、先にも書いた通りミッドサマー(夏至祭)のお祭りが行われる場所でもあります。ミッドサマーは、クリスマスと並び、スウェーデンではビッグイベントの1つ。皆それぞれ地元に帰り、クリスマスと同様家族で祝います。専用のポールを囲んで、知らない人同士も手をとりあって踊ります。ミッドサマーは6月中旬。ミッドサマーを迎えたら、沢山写真をお届け出来たら良いなと思います!

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最後に綺麗な夕焼けの空を。

丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

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