徳性について

「人生は習慣の織物である。」
これは、スイスの詩人・哲人のアミエルの言葉であります。
人生とは、美しい織物にたとえると
それをつくるのは習慣であるということです。
習慣は、第二の天才とも言われます。
また、人間にとってまず一番最初に身につけるものは
「徳性」であって
その後に、
「知性」「知能」「技能」
がくるということも
世界の多くの哲学者が言っています。
日本人は戦後、この「徳」について
育んできたのでしょうか？
育った環境によっては
しっかりとした家庭教育を受けた人はいますが
学校教育の中でこの「徳」の学びを
非常に軽視してきたことは明らかだと思います。
だから、私たちドロフィーズでは
企業内でまず学ぶのがこの「徳」であります。
そして、座学で学べるものではなく
これは、日々の人とのかかわりの中で
少しずつ「気」をつけるものなので
非常に時間がかかりますし、教える側にも根気がいることなのです。
でも、こういう順序は
実は、人の可能性を無限に伸ばし
人が自ら躍動して生きる上で
もっとも大事なことであることは明らかですから
企業という営利の場であるにもかかわらず
それに気づけた人は、無償の愛をもって
「徳」についてを
社員同士でやってみせ、言って、学ばせて
行動させることをやり続ける会社のみが
社会に愛される風土をもちつづけられるのだと思っています。
私たちも、まだまだできることがあります。