丁寧な暮らし- 代表の想い

幸せの経済学を観て


昨日、浜松でも「幸せの経済学」というドキュメンタリー映画が
一日だけ放映され私も見に行ってきました。
幸せですか?と聞かれて
幸せって・・・・・・・・・
何が幸せなのか答えられない人も多い日本。
この映画は、
人と自然とのかかわりの中に本当の幸せがあり
資本主義や経済成長が、持続可能な幸せ感を
もてるものではないと提言しています。
この映画の中にも出てくる
ブータン王国は、
昨年、私は現地に一人旅で行きました。
そして、現地の人たちと触れ
ものやお金ではないものが
そこにいる人の屈託のない笑顔を
つくっているのだろうなぁっと感じました。
そして、私が危惧したのは、
このような旅行者のもつ情報で
ものや、お金で買えるような
一件、豊かに見えるような情報が
現地の人たちの目に触れはじめると
先人から大切に伝わってきたであろう
価値観に変化をもたらしてしまうのではないかと
とも思いました。
ものの貧しさと幸せ感は比較するものではない
と思うのです。
今の日本、ものがあふれましたが
道端で寝ている人、孤独死、自殺の数など・・・・
多くの問題を生み、このままでは減ることがありません。
ブータンは、
ブータン国王と仏教指導者の2人への絶大なる信頼と尊敬。
そして、それに値する考えと行動が国民の心を一つに
まとめている国なんだと思いました。
この映画は、まさに、このような危惧に対しての
問題定義とそして、大企業は、今の世界で抱える問題を
解決することはできない。ただ、拡大するだけである。と。
地域に根差した中小企業と住民とで地域内で循環できる
ローカリゼーションで今ある諸問題を根っこから解決できる
ということ・・・・・
私は、いち経営者として観ていました。
日本人にとって、仕事と人生はおなじ軸上にありますから
少しずつ日本人も人生観が変化してきていますが
この価値観への転換には、大きな課題と意識の変化が
必要だなぁっと思います。
人と人のつながり、地域を大切にする
自然を大切にする、大きいことに魅力はない
そんな私自身の価値観に非常に近い映画でした。

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