古典のなかで共通すること。

「自分の意志の軸がブレそうになる。」
「どうしたら、ブレない人生を歩めるのでしょうか？」
という質問をいただくことがあります。
自分の「道」を見つける
自分の「道」から外れないためには
道理
道義
を明確にする。または、より鮮明にし続ける
ということをしなければならないのではと
私は考えます。
以前、私が学んだ「貞観政要（じょうがんせいよう）」という
７世紀の東洋思想の古典として
王道学として
源頼朝、北條正子、徳川家康などなど
武士が組織をまとめる学問として
活用されたということから
読みふけったことがあります。
その中にも、
「人間としての正しい行い」に立ち返ることは
リーダーとしてはブレない自分づくりに
最も大事なことだとありました。
そして、
私は思うに、社会に対しての自らの役割を
どれだけ強く自覚するかによって
ブレることがなくなるように思うのです。
それは、使命であり、その意味としての志が
強く明確になっていることでもあり
「貞観政要」のように
長期の安定した社会をつくるときに用いられた学問においても
「陽明学」のように
革命、変化をおこすべき社会においての実践哲学においても
ブレない自分づくりという面では
全く同じことを言っています。
そして、私自身もブレない人を見てきた中で
自らの使命、志を明確にすることの
大切さを伝えることに全くの迷いもありません。
自信と誇りのある生き方ができる人を
この日本に多くつくっていきたいと思うのです。