丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

Gott nytt år!

WRITER

新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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もう1月に入り10日が過ぎてしまいましたが、遅らばせながら新年あけましておめでとうございます!新年の挨拶は、スウェーデンでは「Gott nytt år (Happy New Year)」と言います。


上の写真、こちらはちょうど2011年から2012年に入った時の年越しのものです。毎年大晦日前後1〜2日は、昼間から花火の音が聞こえてきます。スウェーデンではクリスマスが終われば後は新年といえど通常ムードに戻るので、日本のように盛大に年明けを祝う事はしません。
私の住んでいる街でも、年越しの際に特にイベントがある事も無く、一般の人達が自分で打上げ花火をあげている程度です。ただ、0時になると皆一斉に花火を打ち上げるので、小さい花火といえど凄い数なので凄い音ですよ。

本当はスウェーデンの年末年始の様子をお伝え出来ればいいのですが、先にも書いた通りほぼ「平常通り」で特にご紹介出来るような事も無いので、前回に引き続きクリスマスの時の写真をお届けしたいと思います。

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クリスマスを過ごした場所は、ちょっと歩くと馬が沢山いる場所に出ます。訪れる度に馬にも会いに来ているのですが… ご覧下さい、服を着ています!やはり冬場は馬にとってもとても寒いのでしょうね。ちなみにここには他にも何頭か馬がいるのですが、全ての柵に馬の苗字・名前が書かれていて、なんとポストまでついていました。まるで人間のようです。馬が愛されて飼育されている事が伺えます。



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クリスマスの翌日、暖炉をつけました。日本に住んでいるとなかなか暖炉にあたる機会はありませんよね。パチパチと静かな薪が燃える音に、煙突から流れ出る煙。憧れます。スウェーデンには多くの家に暖炉があり、マンションにも暖炉のついている部屋も少なからずあります。私はこの時が暖炉初体験だったのですが、想像以上に温かく半袖でも平気な位でした。
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こちらは湖です。

例年ならクリスマスの時期は凄い雪で、水面も全て凍っているのですが今年はこの通り。雪が少しだけ積もっているものの、水面は凍っていませんでした。スウェーデンの水辺では、沢山の鳥たちを見かけることが出来ます。特にカモでしょうか?夏の暑い日も、冬の凍て付くような寒さの日も水・または氷の上にいるので、「よほど羽毛が温かく、夏と冬で生え変わっているのかな??」などといつも想像してしまいます。

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こちらの写真は、酷い嵐があった後です。クリスマスの後に、嵐が来ました。こんなに大きな木が一夜でバタバタと倒れていました。

私は地下の部屋にいたので外の様子はわかりませんでしたが、深夜0時頃から朝方にかけて物凄い風の音が外から聞こえてきました。勿論強風といえば日本の台風で何度もかなり強いものも体験していますが、なんというかこちらの嵐はその長さに驚きました。

台風はゆっくり進んで行くので、5時間も6時間もずっと同じレベルの強風が続いて吹くことは無いと思いますが、この時は非常に強い風が何時間も何時間も続きました。起きて街を周ってみると、屋根が剥がれた建物や、こんなに大きな木が!と思うような大木が沢山倒れていたり、かなりの被害があったようです。人が外を歩いていない深夜だったのが不幸中の幸いといったところでしょうか。
この時の嵐は局地的なものではなく、北の方から南の方までかなりの広範囲で被害があったようでした。

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最後にこちら。手づくりのクリームパンと、サフランロールクッキー。サフランの味がするクッキーを食べたのは初めてだったので、珍しくて思わず写真を撮ってしまいました。プレーン生地のホワイトの部分とサフランの鮮やかの黄色のコントラストがとても可愛いです。食べているうちに、クセになってしまいそうな味でした。

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