丁寧な暮らし- 代表の想い

気を張りめぐらせる

二宮尊徳は、「正しく生きる」ということについて
天の恵みを大事にして、そして現実的に、
衣食住を確保して生きるのであるが、
人の徳たる「仁」をもって
本来備わっている「気」で生きることであって
その生きる源は「生きる気」である。
と言っています。
全ての活動において、たとえば、
人を助けたり
世のために貢献したり、
日々の衣食住に至るまで
この気を張りめぐらせることが
尊徳の「正しく生きる」理念であったということです。
だから、一生涯、この気を大事にした
と言われます。
この気が失せて身体から離れたときに
人として寿命を全うし死に至ると認識していました。
しかし、
身体は、死してもその気は、
次世代に伝わり
そして輪廻していくと信じ
人生を生き抜くというその実践を自らの生きざまで
今、この私たちに教えてくださいます。
二宮尊徳だけでなく、
吉田松陰先生はじめ、多くの幕末の日本人の
気概には、そのような死生観があり
たとえ、短い人生であっても
今もなお生き続ける「気」が存在するからこそ
私たちが、その言葉に感化されるのです。
気は、時空を超える・・・ということ。
私自身、人生において
この良い「気」を張り巡らせ
命の先にある大事な何かのために
自らの時間を使っていきたいと強く思うのです。

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