地域の歴史を知って。

会社の御近所にお住まいのご老人に
私たちが働く「都田」という地区の
歴史を約２時間教えていただきました。
先人の経験や見てきた世界、
そしてそこから生まれる智慧から
これからの時代に大切にすべき
新しい価値、見直すべき価値が
あるのではないかと思い、
１０月に、
趣味で畑仕事をゆったりと楽しんでいる
元、学校教師の８０歳ぐらいのご老人に
声をかけさせてもらい、先日、改めて
話をしてもらえる機会をわざわざつくってくれました。
数人のスタッフが参加し真剣に耳を傾けていました。
１万年前に人が住んでいたといわれる遺跡の話や
昔、この小さな町で栄えた産業のこと
自然とともに暮らしてきた営みなど
都田は、今も田舎でありますが・・・
それでも、全くと言っていいほど自然と共生する
暮らしは消えてしまっているのだと痛感させられました。
都田川が、当時の恵みと災害をもたらしたいうこと。
生活に欠かせない洗い場として
人のつながりとしての川端会議の場でもあり
また、子供の遊び場として暮らしを支えましたが、
６７年間に６６回というほど
濁流などの洪水による水害で
死傷者も数多く出ていたようです。
今、当たり前に暮らし当たり前にこの職場で働きますが
地域の方々が、大切に生活の場として自然と歴史の中で
営んできたこの「都田」という土地を
ますます、大好きになりました。
歴史的に多くの言い伝えがあるようですが、
ちなみに、「ここが、都だ！」が「都田」という地名の
由来だということも、
昔から温かい人たちがこの地で住んでいたのだと
思ったりもしました。