不両舌（ふりょうぜつ）

インド哲学の十善戒（じゅうぜんかい）という１０の善悪の戒めがあり
その中に
不両舌（ふりょうぜつ）があります。
クチの災いについての戒めで
特に、二枚舌は良くないという事です。
仕事がいくらできているように見えても
知識や経験がたくさんついているような人でも
人に愛想をふりまいても
表裏のある言動や態度は、
人の「信頼」を全くゼロにしてしまいます。
そういう態度は、本人は隠しているようですが
周りはちゃんとお見通しです。
そういう「誠実さ」の欠けて人間は
癖となっているようなので
周りが指摘してもなかなか直らないのです。
表面を繕って
中身が無いとはこういうことです。
不両舌にならぬよう
素直、謙虚、誠意をもって
日々の生活を送れるよう自分を律しなくてはですね。

@hodai.dlofres