丁寧な暮らし- 代表の想い

はき違えぬように気を付けたい。

リーダーシップ、マネジメント、人材教育
そして経営にいたるまで
こぞって組織論を語る際に
人の長所を生かし、短所を責めてはいけないと
聞こえのいい言葉があります。
私自身は、それらの本を読む際に、
その後のその内容の説明を読んで
本質を掴んでいるか
そうでないかは、見極めるようにしています。
仕事において、ただ知識やスキルだけの話であるならば
その「長所を生かし、短所は目をつぶるということ」は
成果を上げるための、テクニック本としては
納得いきますが・・・
組織は、ただ、今できる長所を生かし
その人のかけ算で、成果や結果を上げるだけ
人を使って金儲けをするだけの
場ではなく、
仕事を通じ、お客様や仲間に愛されて
社会に貢献しながらも
より利他の姿勢で、寛容の心、義のある
人格を高める場所として存在するのが
経済と道徳の融合という
二宮尊徳先生、渋沢栄一先生、松下幸之助先生・・・
が実践の先に説いたものです。
だから、短所に目をつぶる・・・
ということと
自我やエゴ、己を主張する人を見て
それは短所だから周りは目をつぶる・・・
周りを不快な気持ちにさせる挨拶、表情、言動
のある人にそれは短所だから仕方がない・・・
そんなことでは、組織も、周りの仲間も、そしてその本人自身の
スキルや知識までも
人のお役に立てない、立たせてもらえなくなります。
だから、知識やスキルについては
長所を伸ばし、短所は責めない。
だけれども、
人間力を自ら狭めている「人の格」としての
社会の中で自然に出てしまっている短所は
自覚し、自らが律することができるよう
短所に向き合うことが大事なのです。
それなくして語る「人を活かす」という意味での
長所と短所の話は、机上論。
長所進展の最も大事なキモなのです。

丁寧な暮らし- 代表の想い

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