丁寧な暮らし- 代表の想い

すべては一つ。

一元論の考え方。
それは、すべては一つであると言うことですが
例えるならば
竹は、春になるとどんどん土の中からでてきて
一本の竹が、数年で竹やぶになります。
その竹は、それぞれの根っこは別々に見えますが
実は、見えない土の中ではすべてつながっている。
また、
日本と中国大陸、もしくは日本とアメリカは
海を隔てて離れているように見えますが
もし海の水がなかったら
海底には陸地があってすべてつながっている。
また、
山登りに例えると
山頂は一つ
でも登り方は違うので
人は、そこに感情が生まれ
妬み、嫉妬、分別、争い・・・
などなど。
でも、結局はすべてが一つであるならば
それは、「すべて自分」「自分がすべて」という哲学は
まさに、普遍的な真理だと思います。
日本では、古来からの土着の神道、
そして、大陸から入ってきたインド哲学、陽明学、老荘思想など
その根本は、すべてこの一元論に基づいているのです。
そして、アリストテレスも
この一元論を説いていますので
そこから、それをもとに生まれてきたと言われる
西欧的哲学(キリスト教)においても
この一元論であるのです。
「ONE FOR ALLL,ALL FOR ONE」
これと、同じ意味で
「一即一切、一切即一」という言葉があり
奈良時代から日本人の心にある大切な価値観として
使われてきた言葉なのです。
私たちは
自分だけよければ・・・で進めば進むほど
それによって上手くいけば上手くいくほど
自己矛盾を感じることを
どこかでちゃんと気づき、「利他の心」のなかにこそ
自己実現があるのだということ
目覚めていく世代ではないかと思っています。

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