都田スタイルの家づくり- 設計・デザイン

GOOD DESIGN賞受賞 – 無人駅舎リノベーション「miyakoda駅 cafe®️」-

GOOD DESIGN賞受賞 – 無人駅舎リノベーション「miyakoda駅 cafe®️」-

無人駅舎リノベーション miyakoda駅 cafe

概要

静岡県掛川市掛川駅と湖西市新所原駅を所要2時間程度で結ぶ天竜浜名湖
鉄道の中間程の駅舎(都田駅)のリノベーション計画。

薬局店舗と無人の待合室のみの構成だった駅を、待合室と一体化した開放的なカフェにリノベーション。
地域住民に開かれた趣味サークルの場所・シャワー施設も併設し、
サイクリストのための拠点としても機能させている。

背景

乗降客も年々少なくなっている地方単線電車の無人駅舎。
地域を活性化し、人を呼び込む魅力ある地域社会の創造が求められている。
地域ローカリティーの魅力に気づき再認識する必要性。
モータリゼーションの発達により、駅舎への新たな価値が模索されている。

 

〜 DESIGN CONCEPT 〜

スローな空気を感じる駅・creativityを喚起する駅

 企画・開発の意義

駅舎での新たな過ごし方を提案し、新たなソーシャルスポットして。
スローな空気感を活かした3rd placeとしてのカフェ空間。
クラフトアートなど趣味活動(手芸教室・作品展示場所)の拠点になることにより、CREATIVEな町づくりの発信源として。
単線電車のSLOWで小さな旅の魅力の発見。

 

創意工夫

古い無人駅舎の鄙びた魅力を維持しつつ、新しく活力あるイメージをマッチングさせた。
CREATIVE MINDを刺激し、創る歓びが、人をつくり、つながりをつくり、街をつくることを目指した。
ワークショップにて作成した200枚以上のファブリックパネルをインテリアの象徴的デザインに。
クラフトマンシップを刺激する大工手仕事による伝 統仕口の照明器具を設置。

 

デザイナーの想い

駅舎としての固定概念を超えて、多様な利用形態を受容し、喚起するデザインを目指した。
人が出会う場・ゆっくりとした時間感覚という元々の強みを生かし、地域社会に貢献出来る場となって欲しい。
待合室とカフェの開かれた関係性・カフェとプラットフォーム・電車との開かれた関係性に配慮したプランニングとし、新たなコミュニケーションの 形成に期待した。

独自の建築・インテリア事業において長年培った感性、そして自然素材を職人が手仕事でつくる時間と共に魅力を増すクラフトマンシップの提供。
ここにしかない心地よい空間・豊かでスローな時間を体験しながら楽しめる施設づくり。

 

デザイナーの想い

自然豊かな地域社会にしかないアイデンティティー・魅力の気づきのきっかけ作り。
そこにしかない空気感・魅力と新たなデザイン要素とのバランスあるデザインの提供。

 

都田スタイルの家づくり- 設計・デザイン

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