丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

猛暑が続いた7月下旬

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新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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7月もいよいよ終わり。昨年の今頃は「100年以上ぶりの記録的な暑い夏」となっていたので、今年は暑い日もあるけれど昨年ほどではないな…良かった!と思っていたのも束の間。7月の最後の週末に熱波が来て大変過ごしにくい、暑い日々が続きました。パリでは同日、なんと42度を記録したとか。

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この週末中、なんと北極圏に位置するフィンランドとの国境にほど近い「Markusvinsa 」という小さな街で34.8度を記録し、これが今年のスウェーデン国内でこの夏一番暑い気温となっています。また、この最高気温はMarkusvinsaで1945年以来の記録だとか。

北極圏の街でこんなに高い気温になるだなんて、驚きです。

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また、気温が30度以上の日々が何日も続くのは、スウェーデンでは異例な事。夜も熱帯夜が続きました。

写真は私の家の、ガラス窓のあるバルコニーの中の温度。50度を振り切りました。スウェーデンは日本のように湿気がないので幾分かは過ごしやすいのですが、それでも直射日光の暑さは日本より強いですし、暑いことを想定していない家の作りなので熱気が家の中に籠り、また空調設備も無いので家の中で過ごすのが大変です。

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暑かった週末中に雨が降ったので、これで少しは涼しくなる!と思って外へ出たのですが、まだまだ暑いままでした。湖は多くの人で賑わい、一軒家は大きなプールがあるお家が多いですので、外を歩いていると自家用プールで遊んでいる声が多く聞こえてきていました。

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さて、そんな真夏日が続いた7月最後の週末。金曜から月曜まで大変暑い日々となったのですが、1日明けた今日なんと朝の気温は10度!熱波が去ったようで、なんと気温は一気に1/3まで落ちました。やっと過ごしやすくなってとても嬉しいのですが、ちょっとふり幅が大きすぎますね!

夏日が続くのは冬の長いスウェーデンで生活する人々にとってとても嬉しいことなのですが、あまり暑すぎるのもちょっと大変です。日本のように、クーラーなどの設備が家にあるといいのですが。

さて、こちらの写真。夏を楽しむ人の様子がこの中のどこかに写っているのですが、わかりますか…?ちょっと見えないですね。

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ズームして撮影してみました!…わかりますか?

家の煙突の上の方に、ピンク色っぽいパラシュート。道を歩いていてふと空を見上げたら、パラシュートで降下してくる人たちが3人位いたので驚いて思わずシャッターを押してしまいました。

日本は梅雨もあけ、夏本番の時期でしょうか?皆さんどうぞ夏バテや熱中症にならないよう、お身体ご自愛くださいね。

丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

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