丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

人口約500人の美しい村Flåm

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新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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前回、前々回とノルウェーの写真をご紹介してきましたが、今回も引き続きノルウェーです。前回ご紹介したノルウェー最大のフィヨルド「ソグネフィヨルド」のクルーズで、こちらのとても美しい村へと到着しました。その村の名前は「Flåm(フロム)」といいます。

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こちらの村で、鉄道に乗るのに2時間程待ち時間があったので駅の周りを探索したのですが、まず目を見張ったのがこちらのとても美しい色をした川。フロムは、ソグネ・フィヨルドの分岐のひとつであるアウルランドフィヨルド の最奥部に位置しています。ウィキペディアによると、フロムは人口たったの500人ほどで「フロム」という言葉は「険しい山の間の小さい平坦な領域」という意味だそう。

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標高も高く、雲もこんなに近いのが雲の影でわかります。手前のユニークな独特な建物。こちらはホテルやカフェとして利用されていました。ちなみにフロムの位置は、ベルゲンより160キロほど北東へ行ったところになります。こちらまで、ベルゲンから鉄道・バス・フェリーに乗ってやってきました。最初の鉄道からフロムへ至るまで、窓から見える景色は本当に美しいものでした。

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こちらが鉄道の駅です。小さい村ですので、レールはたったの2本。奥に山の雪から流れ落ちてくる細い滝が沢山あるの、お分かりいただけますでしょうか?

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こちらは3枚目の建物の中にあるレストラン・バーです。木と石の内装と中央には石造りの暖炉が。夜に来たら、沢山のキャンドルに彩られきっととても良い雰囲気でしょうね。

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こちらがフロム鉄道の列車です。深緑をベースにして山吹色のさし色が。ちょうど4枚目の写真のようなフロムを象徴するカラーリングです。(木々の緑に、山吹色の建物)客席部分は木造になっていました。こういう古いタイプの鉄道は日本でももうなかなか見かけませんね。

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こちらは乗り場のすぐ横にあるフロム線の博物館です。昔はここは、駅舎だったそうです。駅舎として使われていた頃の展示物が沢山ありました。

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さて、こちらは船からフロムをみたところ。どこだかわかりますか?

奥に写っているフェリーの右奥に建物があるのがわかるでしょうか?本当に本当に、小さな村です。真夏でとても暑い日でしたが、雪の残る山々に囲まれ、とても美しい川が流れ、空に近くフィヨルドの最奥部に位置するフロム。なかなか来る機会はありませんが、こんなに美しい自然に囲まれた村にまたいつか訪れたいな、と思いました。

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