こどもが遊べるスウェーデンの図書館


今回は、スウェーデンの図書館のこどもたちの遊び場スペースをご紹介したいと思います。

今までもご紹介した事がありますが、スウェーデンには大抵どこも子どもが遊べるスペースが用意されていて、子連れには大変良い環境です。教会ですら、どこの教会もほぼ子ども達が遊べるスペースを用意しています。電車の中にも以前子どもの遊び場がついた車両が用意されていたのですが、そちらは最近では見かけなくなりました。

今回の図書館の遊び場はこちら。小さな図書館ですが、それでもこのように十分なスペースが用意されています。
子ども用の本に、ふかふかのクッションプール。おもちゃにテントなど。


こちらはテント。中にはふかふかのクッションと、ぬいぐるみが入っていました。小さい子はこちらで遊んで…


もう少し大きくなって手先が器用な子達の為に、テーブルには沢山の色鉛筆に塗り絵、ハサミ、ホログラムのフィルム、のりが用意されており、好きなだけ文房具でも遊べるようになっています。

親が調べものがある時、遊びに連れて行く場所が無い時などにも持って来いです。子どもたちも、遊び場で沢山の本に囲まれて楽しく過ごせます。スウェーデンのこういう配慮は素敵だなと思う所の1つです。


様々な年齢に応じた絵本が置いてあります。

また、スウェーデンは移民国家なので沢山のカルチャーや言語を話す人々が共に生活しています。こちらの図書館には、そんな子供たちの為にアラビア語やロシア語等他言語がルーツの子達の為に、その言語で話す日や集まりが模様されています。残念ながら、日本語はかなり少数派の為ありませんが。こういう自分のルーツをしっかりと守りながらスウェーデンで生活していけるのも良い所だと思います。


こちらは窓に貼ってあるかわいい芋虫が、両親むけに「本をお子さんと毎日読んで、その内容について話しましょう!」と書いてあります。どこの地域にも図書館はありますし、ストックホルムの国立図書館はその館内のデザインも有名なので、是非ご旅行の際には行ってみて下さい!


さて、こちら窓からの景色ですが、いつもは見える湖の水の上にだけ濃い霧がかかっている幻想的な風景。

雪がすっかりとけて、もう今年は雪は降らないな~と思っていた所、今日また雪が!スウェーデンの春は、1歩進んで3歩さがるようゆっくりと近付いてきます。

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