丁寧な暮らし- スウェーデン生活からの贈り物

19世紀の建物

WRITER

新谷 友海 / スウェーデン在住ライター

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日本は今ちょうど梅雨でしょうか?こちらはかなり暑い日が続いていて、連日日中30〜35℃、部屋には日本のようにクーラー等ついていないので部屋の中が凄く暑くて大変です。
夜は窓を開ければ幾分か涼しいのですが、こちらもまた日本と違い「網戸」がありません。ですので、窓を開けると虫が入ってきてしまうので、ほんの少しだけ窓を開けています。暑いので思い切り窓を開けたいのですが…これ程網戸が欲しいと思ったことはありません!

ちなみにこれを書いている今、夜11時半ですが真っ暗ではありません。私の住んでいる家は8階で、他に高い建物も周りに無く180℃見渡せるほど見渡しが良いのですが、太陽の沈んでいく方向がちょうど夕焼けの空のようにピンクに染まっています。

さて、前回ご紹介しかけた私の街にある「ある場所」をご紹介します。一番最初に載せた写真、やけに長い建物ですが皆さん何だと思いますか?正解はこちら…

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1850年頃に建てられ使用されていた「ボート小屋」でした。ボートがしまわれていたんですね。どおりで長いはずです。この付近には古き良き時代、昔の建物がそのまま残っていて一般に公開されています。こじんまりとしていますが、テーマパークのような感じです。

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こちらの門は…

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19世紀後期に建てられたもので、この門の奥にちょっとしたシアターのような場所があるのですが、そこがビアガーデンやショーを行うのに使われていたようです。当時の建物がそのまま残っているのを見ると、当時どんな風だったんだろう…と、思いを馳せます。




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こちらは民家です。

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昔の伝統的な格好をした女性がいました。この日は週末だったので、たくさんの人達がカフェでお茶をしていました。以前1度だけここに来たことがあるのですが、その時は冬だったので誰も人がおらず、夏に来ると結構人が集まるんだなぁ、とビックリしました。

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こちらで皆コーヒーを飲んで一休み。

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この場所の醍醐味は、古い建物もそうですが動物が沢山飼育されていて触れ合える事です。当時の生活の様子を再現するのに、ニワトリやその他ヤギ、ブタ、馬などがいます。

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こちらはヤギ。

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そのヤギを触ろうとする子どもたち… ちなみにこの写真の右側にいる子は、頑張ってヤギの写メを撮ろうとしていました(笑)

今回数年ぶりにこの場所を訪れたのですが、観光客向けでも何でもない、街の中心地から少し離れた場所にこのような歴史を知ることが出来る場所があり、地元の人達が気軽にカフェでお茶をしているところが気兼ねなくて良いなぁと思いました。勿論、入場料等一切かからず、ふらっと昔の情緒を感じに来ることが出来ます。

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