聞く席の効果

人の話を聞くときは
前のほうで聞くのと
後ろのほうで聞くのとでは
自分の中での心の態度は
大きく変わることが分かってきました。
前で聞いているときは
内容の良し悪しではなく
全身でその言葉のシャワーを浴び
自らの感度で受け止められようがそうでなくても
一度は自分に入れてみようという聞き方が自然にできるものです。
でも、後ろのほうで聞いているときは
批判的
傍観的
自分らの判断・分別的・・・
こんな姿勢に必ずなるものです。
後ろで聞いていたほうが、
自らの内側の混乱を避けれるため
本気で学ぼうとしない人は
謙虚さや謙譲の美のように人に席を譲りながらも
実は、学び変化しようとする意思の弱さでもあると感じます。
私自身は、誰かの講演を聞く際は
後ろに座るときほど
傍観的、批判的、自分の枠の中での聞き方をしてしまうものだと
自覚をしながら、心を開き
受け入れるような姿勢を意識的にもつように心がけます。
そうでないと、良い話を聞く意味がありませんから。
だからこそ、できるだけ最前列で聞く。
それだけで、人生の仕入れの価値が
何十倍にも変わるのでしょうね。