縁起について

縁起という言葉は、哲学用語であります。
さらに
「食卓縁起」という言葉も教えてもらいました。
食卓に出てくる
一品の料理をとっても
そこに関わった人は
その料理だけでは見えないが
10万人～30万人がいるという
その背景を大事にするということです。
例えば、お魚一匹が
目の前に料理されているとすると
その魚を採ってきてくれた人
その海を管理している人
その魚を採るために船を作った人
その船をつくる部品を製造する人
・・・・・
などなど
目の前のものには
すべて多くの人の念いが宿り
そして、たった数百円で
有難く私たちは、自らの食として楽しむことができるのですから。
縁起ということは
目に見えるものではなく、関係性の中に存在する
その人と人の関わりの中にある
感謝でつながるための行動なのだと
私は思っています。
縁をぶつ切りにしている人には
もちろん縁にとって新たなことが起こるはずもなく
それは、すべて刹那的な自らの欲求にしたがっているだけの生き方となります。
縁起とは、一元論であるという
最高の教えだと私は思います。
これからも、自らの生き方、経営に生かしていきます。