丁寧な暮らし- -DLoFre‘s-美しい暮らしの素

ローフードを取り入れた生活

WRITER

河合ゆみ子 / ドロフィーズカフェ・シェフ

ローフードを取り入れた生活

ローフードとは

RAW(生)FOOD(食べ物)のことを言います。
生の野菜や果物を生のまま食べたり、又は48℃以下で調理したものを食べることにより、植物の酵素や栄養素を効果的に摂れて、健康や美容・ダイエットにも効果が出ている食事法です。

火を使わず生で食べることでビタミン・ミネラルなどの栄養価を効率的に身体に摂取することができます。
生の野菜・果物にはそれ自体に食物酵素があり、自己消化する力があり、体内の消化酵素をあまり必要としない為、体内の代謝酵素が十分に働き、身体の代謝が盛んになることで毒素の排泄がスムーズになり、体調改善・ダイエット・美肌・健康になるなどのプラスの効果が出てきます。

私たちの身体にもともとある酵素の働きは、

  • 消化酵素…食べ物の消化に使用されます。
  • 代謝酵素…生命維持に必要な血液循環や毒素の排出・栄養の取込み・ホルモンの分泌・呼吸・新陳代謝などに使われます。

年齢とともに減少する酵素ですが、食物から酵素を摂取することで、消化酵素・代謝酵素のムダを抑えることができます。
加熱された食品は、それ自体が酵素を持たないので、食べたときに体内の消化酵素をたくさん使ってしまいます。
現代の食事は欧米食が増え、肉類・加工食品・乳製品・お菓子が多くなり、消化酵素をたくさん使う為に代謝酵素に使う分が少なくなっています。

消化酵素をたくさん使うことにより、起こる身体の変化として

  • 疲れ
  • 眠い
  • 風邪をひきやすい
  • 肩こり・頭痛
  • 体調不良

上記のような症状が引き起こされることがあります。

 

ローフードのメリット

生の野菜や果物には食物酵素があり、自己消化する力がある為体内の消化酵素をあまり必要としません。
ローフードを取り入れる事で体内の代謝酵素が十分に働き、代謝が盛んになり毒素排泄が盛んになることで、起こる身体の変化として

  • 疲れにくく身体が軽い
  • 目覚めが良い
  • 体調が良い
  • ダイエットに良い
  • 美肌
  • 快腸

上記のような効果が期待できます。

 

ローフードのデメリット

  • 食べられるものが限られてしまう
  • 栄養が偏る
  • 身体が冷える

 

健康的なローフードの取り入れ方

ローフードを取り入れる事での注意点として、体の中から今まで溜まった毒素を排出する過程で、人によっては痒み・湿疹・.目やに・鼻水・皮膚のめくれ・下痢などの症状が現われる事があります。

毒素の排出が終わればおさまります。
ローフード率をいきなり増やすと反応が強く出る傾向にあるようです。
今の食事をローフードに切り替えると、制限がかかるのでかえってストレスになることもあります。

無理なく取り入れられる食材や出来る範囲から始めていき、健康的に楽しめる食事のライフスタイルを取り入れてみると良いと思います。

「1日1食ローフードを取り入れて食べる」を目標として始めてみると良いと思います。
ローフードと加熱食を一緒に頂くときは、なるべく生野菜など酵素を持っているものから食べ始める。
普通食でも食べ過ぎない。

複雑に食べ合わせない。タンパク質と炭水化物を一緒に摂ると消化に余分なエネルギーが必要となりますので、食べ方の工夫も大切です。

 

ローフードで使われる食材

  • 海藻類…わかめ、ひじき、昆布など
  • ナッツ類…アーモンド、カシューナッツ、くるみなど
  • 発酵食品…漬物、キムチ、納豆など
  • ドライフルーツ…りんご、イチジク、レーズンなど
  • オイル…オリーブオイル、ココナッツオイルなど
  • 果物、野菜…トマト、アボガド、レタス、グレープフルーツ、バナナなど
  • 豆類、スプラウト、(発芽させた豆)、…ひよこ豆、そばの実を発芽させたスプラウトなど

ローフードはアメリカが発信地ということで、日本人の食生活には合わないと思われがちですが、日本に伝わる健康食を改めて見直してみると、お漬物・梅干し・お味噌・お醬油などはまさしく生きた酵素たっぷりのローフードです。

 

ローフードの調理法

基本的には生、あるいは生に近い形で摂り、植物の生きた栄養を取り込む事でそのエネルギーを最大限に生かします。
重要なポイントは、まったく熱を加えないか、加えたとしても48℃以下の温度に抑えて調理します。
48℃以上で加熱されると、多くのビタミンやミネラル、そして消化を助ける重要な役割を担う酵素などが破壊されてしまいます。

具体的には野菜いっぱいのサラダ・果物とナッツミルクで作ったスムージー・野菜の冷製スープ・きゅうりやズッキーニなどを細長い麺状にスライスしたベジパスタなどがローフードの定番メニューです。

食後のデザートとして、果物、ドライフルーツ、生のナッツやローカカオなどを使ったロースイーツはとても自然な甘みで本当に美味しく食べることができます。

生のナッツは種類によって最大12時間浸水して使用します。
生のナッツや種子類には自らがもつ酵素の活動を阻止する作用のある、酵素抑制物質が含まれている為、酵素抑制物質を除去する必要がある為、浸水して使用します。

 

わたしのローフード生活

私がローフードという言葉を耳にするようになったきっかけとして、いつもよりも疲れやすい、眠りが浅くて朝起きた時に眠い、なんとなくだるさが残るなどの体調不良を感じる事で、不調の原因と、このままではいけないという思いから、最初に思い付いたのが食生活の乱れです。

食欲がなく、朝食を抜いたり、疲れているからと甘いものに手が伸びてしまったり。
知らないうちに疲れやすく、不調の原因を自分で作っていました。

そんな時にローフードを知り、まずは始めやすいスムージーから始めてみました。
食欲がなく朝食が食べられない日に野菜室にある野菜や果物をミキサーにかけて、コップ1杯飲むことを続けてみました。

 

 

その日の気分で果物を多めにしたり、自宅にある野菜をいろいろと組み合わせする事で、毎日違う味を楽しめることで、無理なく続けることが出来ました。

ローフードでは

  • 正午から20時は補給の時間(摂取と消化)
  • 20時から4時は同化(身体にへの同化)

という考え方から朝食を消化の良いものにすることにしてみました。
毎日続けることで、気が付くと体が軽くなり、朝の目覚めも良くなり、今までの不調がウソのように改善されました。

 

おすすめのレシピ

ベジタブル巻寿司

材料
人参・パプリカ・きゅうりなど好みの野菜(千切り)
アボガド(スライス)
アルファルファ
焼き海苔
味噌 大さじ3
ごま油 大さじ2
醬油 大さじ1/2

作り方
1.調味料をあわせてペーストを作ります。
2.巻きすに焼き海苔をのせて、下から1/3の表面に①を塗ります。
3.巻き終わり部分に水を付けておき、手前から巻いていく。
4.食べやすい大きさにカットする。

 

ローカレー

材料
生カシューナッツ 1/2カップ(2時間浸水する)
人参 1/2本
玉ねぎ 1/8個
りんご 1/2個
トマト 150g
アボカド 1/2個
ココナッツパウダー 大さじ2.5

調味料
カレーパウダー 大さじ2~3
醬油 大さじ1/2強
味噌 大さじ1/2
水 3/4カップ
クミン 小さじ1
ターメリック 小さじ1/2
塩 少々

作り方
材料を適度な大きさにカットする。1.ミキサー(バイタミックス)にアボカド以外ものを入れる。
2.なめらかになるまで混ぜる。
3.調味料を入れてさらに混ぜる。
4.最後にアボカドを入れて混ぜる。

WRITER

河合ゆみ子 / ドロフィーズカフェ・シェフ

丁寧な暮らし- -DLoFre‘s-美しい暮らしの素

Fine Pick Up