今まで起きたどんな地震にも耐えられる制震ダンパー『ミューダム』標準装備

いつ起こるかわからない大地震。都田建設ではもしもの非常時でも家族と家を安全に守れるように、今まで起きたどんな地震に対しても耐えられる制震ダンパー『ミューダム』を標準仕様としています。ミューダムは、九州大学等と10年以上共同研究を続け、揺れ幅80％低減を実現させた世界初の「金属流動」ダンパーです。国土交通省も取得した信頼のある性能、且つ60年以上も錆びない耐久性を備えているため、数十年と先も安心して住み続けることができます。

なぜ「耐震」だけでなく「制震」も必要なのか？

地震対策には、揺れに耐える「耐震」と揺れを吸収する「制震」が必要です。しかし、柱の間に斜めに木を掛け渡すこと(=筋交い)で強度の高い壁を作って耐震対策をしているが、制震に関しては何もしていないというお家が多くあります。耐震のみでも震度5以上のような大きな揺れに耐えることはできますが、建物の揺れ自体を抑えることができないため、本震の後に繰り返し起こる余震による摩擦で構造体(基礎部分)が損傷したり、最悪の場合倒壊する恐れがあります。制震ダンパーはそのような事態を防ぐために、揺れを吸収して構造体の消耗を防いでくれるのです。

あらゆる揺れを低減し、60年以上の耐久性をもつ『ミューダム』

九州大学等と10年以上共同研究して生まれた、性能が劣化しない特殊構造

ミューダムは「金属流動」という働きによって揺れを抑えています。金属流動とは、繰り返し摩擦を受けても摩耗せず、その抵抗力がほとんど低下しない現象のことを言います。九州大学等と10年以上共同研究をした結果、繰り返し摩擦を受けても一定の摩擦抵抗力を保ち続ける「アルミ×鋼材」の組み合わせを発見しました。
構造としては、「内鋼管」と「外鋼管」が刀と鞘のような二重構造でスライドできる筋交い型ダンパーになっており、そのスライド部分にボルトで強く締め付けたアルミ板を仕込んでいます。地震発生時に伸び縮みをして摩擦しながらも、摩耗せずに地震エネルギーを熱エネルギーに換えることで、大小問わずあらゆる揺れを低減してくれるのです。

一般的な制震ダンパーよりもサビや摩擦に強い素材・構造

耐震・制震において非常に重要な耐久性。現在はゴム製、ガス・オイル製などの制震ダンパーが主流ですが、ゴム製は暑さや寒さに弱いため経年劣化しやすく、ガス・オイル製は中身が自然と抜けてしまうため性能が劣ってしまいます。しかし、ミューダムは夏・冬の温度や揺れの速度にも依存せす、サビに強いため、60年以上も劣化しない優れた耐久性があります。同じ金属製のダンパーでもシンプルな構造ゆえに摩耗しやすいダンパーもありますが、ミューダムは摩耗の心配も少ない金属流動を使った構造なので、他の金属製ダンパーにあるような劣化の心配もございません。

万が一腐食しても揺れに耐える力が低下しない安定性

ミューダムは腐食前はもちろんのこと、万が一腐食してしまっても地震や風などの水平荷重に抵抗する能力「耐力」を維持することができます。実際に腐食前のミューダムと、塩水を噴霧してボロボロに錆びた腐食後のもので繰り返し100回の耐震実験を行なったところ、どちらも耐力は低下することなく安定していることが証明されました。普段見えない部分だからこそ、いざという時に「劣化していて本来の働きが発揮されない」とならないように、高い耐久性で安心・安全な暮らしをお守りします。

阪神淡路大震災の揺れ×48回でも損壊しない頑丈さ

ミューダムは10年以上九州大学などと共同研究を行うことで、これまでの制震ダンパーより揺れを吸収できて耐久性に優れたダンパーを開発しました。その性能は、国土交通省認定も取得した信頼あるもので、これまで起きたすべての地震に耐えることができます。
実際に、今までに発生したことのある地震を想定した実験を京都大学で行なったところ、阪神淡路大震災の揺れでは、制震装置のない木造筋交いは1回で破断しましたが、ミューダムは48回揺らしても損壊しないという結果に。また、ミューダムは約80%も揺れを低減する働きも実証されました。

基礎工法などにもこだわった地震に強い家をつくる

地震による住まいの倒壊や破損は、家族の命を脅かすだけでなく、建物の再建・修理費用など膨大な被害額が発生してしまいます。数十年先も大切なご家族やお住まいを守るためにも、耐震×制震にこだわった家づくりを行うことは非常に重要です。
この浜松エリアを中心とした地域は必ず巨大地震が来るといわれ続けているため、地震を気にされている方が多くいらっしゃいます。都田建設はいつ来るかわからない巨大地震への対策として、家づくりの職人がこだわり抜いた「基礎工法」や、液状化を未然に防ぐ「天然砕石パイル工法」も行なっております。こちらも記事にてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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