家づくりの叡智- 家づくりの検討・比較

タイプ別住宅会社の家づくり比較 メリット&デメリット

タイプ別住宅会社の家づくり比較 メリット&デメリット

マイホームを自由設計で建てようと考え始め、いくつかの住宅会社と話をすると、家づくりの進め方が違うことに気付き混乱してしまう人も多いようです。

一言で住宅会社と言っても家づくりの進め方は住宅会社によって異なります。その進め方から、その会社の家づくりの考え方や姿勢が現れます。大きく4種類の分類される住宅会社の特徴を簡単に解説します。

 

会社 比較 選択

 

大手ハウスメーカー型
企画アレンジ系

ある程度の規格であっても自分が合わせばいいという人向け

大手ハウスメーカーには企画商品ラインナップがあり検討者に非常に分かりやすく、またその各企画住宅にはプラン集(10~100の間取り)があり、それを見ながら敷地に合う大きさや玄関の位置の間取りを選んで、その間取りをその会社が定める寸法単位(例:910mm単位など)で間取りをアレンジすることができます。契約までは費用が掛からないことも多く、契約までは営業マンが、その後は設計士やコーディネーターなどが、入れ替わりながら家づくりが進みます。

メリットとしては、あらかじめ用意されたものを自分たち家族に合わせ決められたルールで変更できるので打合せ時間が短くて済むため、定型の間取りに自分が合わせる暮らしに妥協できる人にはお勧めです。設備や仕様なども、あらかじめ標準仕様として用意されているので、そのメーカーのブランドに憧れがある人には悩むならそれで…というように、自分で考える手間は省けます。

デメリットとしては、敷地の大きさに柔軟に合わせた自由設計が難しいこと。また規格から外れることを希望するとたちまち金額がオプション扱いとなり、自分だけの特別な家づくりを希望する人には変更が不可能だったり、または建築費を追加することで可能というカタチで進んでいくことになります。

 

建築家分離型
デザイン外注系

見た目優先で住宅会社よりも外注建築家の魅力重視の方向け

特にデザイン性の高さ謳う会社には、社内にスタッフとして建築デザイナーを抱えている会社と、社内に建築デザイナーは存在せず全て外注の建築家に依頼し設計デザインをするパターンがあります。ここでは後者の「建築家分離型・デザイン外注系」についてお話します。

住宅会社の過去の施工例などを見て気に入った建築があり、それに近い設計提案を求める場合は、その住宅会社から外注先である建築事務所に設計を依頼します。建築事務所は設計で生業を営んでいるので、依頼した時点で住宅会社を通じ設計費が発生します。検討者には申込費用もしくは設計費用がこの時点で発生することになるのです。

メリットとしては、求める建築デザインを設計できる建築家がその住宅会社の外注先であれば、求める提案が受けられる可能性は大きいかもしれません。そしてまた住宅会社の枠にはない面白い提案を受けることも可能です。

デメリットとしては、検討者はあくまでも住宅会社に依頼するため、住宅会社の営業マンと外注先設計事務所とのコミュニケーション不足、また打合せ回数の制限、間取りや仕様に対して金額が把握されない中で提案を受け結果的に驚きの見積りを見ることも…。デザイン住宅会社と謳いながら重要な部分は外部に丸投げしているという本質をどう見るか、ここが重要です。

 

会社 比較 選択

 

社内設計施工型
完全自由提案系

信頼をベースに建築会社と長くお付き合いをしたい方向け

社内にデザイナー・設計者・施工管理、アフターメンテナンスが社員として存在し、一気通貫で検討者の家づくりに当たる会社です。

社員なので具体的に話を進める段階でも申込費用や設計費用はどは発生せず、大まかな設計図や仕様の方向性が決まって契約を結んだ時、もしくは工事着工時に初めて支払いが発生します。そこが前述の「建築家分離型・デザイン外注系」とは大きく異なるところです。住宅会社にはデザインや建築設計の知識やスキルの育成が必要になります。また会社のセンスが問われます。

検討者のメリットは、すべてその会社の社員のもとで家づくりを進めることができるため伝達ミスの問題が少なく、またデザイン変更や要望にも柔軟に対応してもらえます。完全自由設計でありミリ単位での変更にも柔軟に対応できるため、時間をかけて自分だけの家づくりをしたい人にはその過程も楽しめます。デザイナーが現場知識も豊富かつ金額などの変更もスピーディーに報告されることが多いのです。

デメリットとしては、施工実績や実例が限られる会社などでは、設計者のセンスが限定的であったりデザインのバリエーションが少なく提案の幅が狭いことに陥ることも。御用聞きのように言われたことしかやらない会社か、提案型で面白い発想を大切にする会社かの見極めは必要です。その会社の実績をよく見ることが大事です。

 

ローコストまたは定額型
オプション追加系

安くて住宅ローンの負担を減らし住まいにあまりお金をかけたくない方向け

このカテゴリーは「できるだけ安く」または「定額で」という価格訴求と、そこに含まれる高機能性を謳いながら家づくりをスタートする敷居を低く設定する会社なのです。

金額を表示したり定額というキーワードによって、このカテゴリーの会社あると見分けることは可能です。良いものを安くという検討者の根本的な欲求にダイレクトに訴求します。基本的な性能や検討者が注目するであろう仕様などはそれなりに担保されています。自由設計と謳っていても実際は「ある一定のルールの中での変更自由」です。「大手ハウスメーカー型・企画アレンジ系」にも似通っていますが、価格が安いということと、一定のルールの中で間取りにより自由度がありリーズナブルさを前面に出しています。

メリットとしては、ある程度の縛りがあっても金額を安く抑えたい人やオプションなどが後から出たときに要望をコントロールできる能力のある方は安く住宅を購入できます

デメリットとしては、打合せが進むにつれ、その会社が定めるオプションのルールによって自分だけのこだわりの家づくりをしたい人や、価格よりも価値を優先したい人には物足りないかもしれません。入口を低く、終わりが高くならぬよう住宅会社の営業マンや設計担当とのコミュニケーションがとれるかどうかの見極めが会社を選ぶ際のポイントです。

 

会社 比較 選択

 

まとめ

住宅会社には、それぞれ個性や特徴があります。分類するということには少し無理もありますが、家づくりの進め方目線で大きなカテゴリーとして4つに分けて説明をしました。

それぞれの分類の中にも、住宅会社によって得意不得意や進め方には違いがあります。あなたの住宅会社選びの参考になればと思います。

家づくりの叡智- 家づくりの検討・比較

Fine Pick Up