カフェでコーヒーをより美味しく味わうためのフードデザートの選び方

はじめに。コーヒータイムはもっと美味しくなる！

みなさん、こんにちは！スローガーデンでお庭のデザインをしていますあきちゃんこと、川合晶子です。
前職はカフェで働いていたこともあり、そこで学んで、お客様におすすめしていた、コーヒーの選び方、淹れ方、楽しみ方を、今でもプライベートで楽しんでします。今日は、そんな知識の中から、コーヒーの楽しみ方のひとつ、「フードペアリング」をご紹介します。

 

「フードペアリング」というコーヒーの楽しみ方

みなさん、カフェなどでコーヒーを頼むときに、一緒に何かデザートを食べたいな、と思う瞬間はありませんか。そんな時、数ある食事の中から、何を選んだら良いのか迷っても、なかなか決められない、という方は多いのではないでしょうか？

「フードペアリング」とは、簡単に言うと、食べ物と飲み物の相性のことです。赤ワインには肉料理、白ワインには魚料理、といったように、同じ飲み物でも作り方や原産国によって相性のより良い味や食べ物があります。
コーヒーも、コーヒーの原産国によって味が違うので、それぞれの国のコーヒーに合う食べ物と組み合わせることで、お互いが味の特徴を引き立て合い、より美味しくコーヒーも食事を楽しむことができる。それが「フードペアリング」なのです。
これを知ることで、カフェでコーヒーと一緒に食事を選ぶときに、より良い組み合わせで楽しむことができます！せひご参考にしてくださいね！

 

カフェでのコーヒーの選び方「コーヒーの原産国を聞く！」

みなさん、カフェでコーヒーを選ぶときに、コーヒーの名前や原産国を確認したことはありますか？スターバックスやタリーズであれば、コーヒーを頼むと「ドリップコーヒー」という名前がついています。普通に頼んでしまうと、コーヒーの名前や原産国が分からないまま、コーヒーの提供が終わってしまい、どんなコーヒーなのか、なんの情報も無いまま受け取ることが多いのではないでしょうか？
これはとても勿体無いです！コーヒーの名前や原産国を知ることで、ただのドリップコーヒーに付加価値を感じながら味わうことができます。

勇気を出して「今日のコーヒーはどこの国のコーヒーですか？」と聞いてみましょう！この後、コーヒーに合う食事やデザートを選ぶために必要不可欠な情報です！また「どんなコーヒーですか？」など、コーヒーについての情報を店員さんから聞き出すことをおすすめします。
店員さんによっては、そのまま相性の良いデザートを教えてくれる場合もあります。逆に、何も言わなくてもどんなコーヒーか教えてくれる店員さんは、とても親切でフレンドリーな方だったり、コーヒーについて詳しい店員さんだったりすることが多いので、どんどん会話を楽しんじゃいましょう！

 

産地別 おすすめのペアリングフード

さあ、ここでコーヒーの原産国がわかったら、今度はデザートや食事を選んでいきましょう！今回は国や地域別の、私なりのおすすめの組み合わせをご紹介していきます。

 

コロンビアには「ナッツの入ったデザート」

コロンビアが原産国のコーヒーには「ナッツの入ったデザート」がおすすめです。
中南米のコーヒーは、軽やかで香ばしい味わいのコーヒーが多いのでナッツの炒った香ばしさと、とても相性が良いです。ナッツの入ったクッキーやコンビニなどでも売っているミックスナッツなどとも相性が良いかもしれません。

グアテマラ・ブラジルには「チョコレート系デザート」

グラテマラもブラジルで作られたコーヒーには、「チョコレート系デザート」がよく合います。
どちらも、ココアパウダーのような舌ざわりでチョコレートの濃厚な甘さに負けることなく受け止めてくれます。
チョコレートバーやチョコレートケーキ、ブラウニーなどがおすすめ。

 

スマトラ インドネシア系には「和菓子とチーズバター系フード」

コーヒーが好きな人に人気のあるスマトラには「あんこや抹茶系のデザート」「バターの使われている食事」が合います。
意外かもしれませんが和菓子とコーヒーは相性が良いです。特に合うのがインドネシア周辺で採れるコーヒー。この地域で採れるコーヒーは、クセのある香りやハーバル感があることが多く、これが抹茶の苦みやチーズバターのコクととても相性が良いのです。
バターが使われている食事というとミートパイやグラタン、バームクーヘン、あとはチーズケーキなどが合うかもしれません。

 

ケニア・エチオピア アフリカ系には「フルーツ系デザート」

ケニアやエチオピアといったアフリカ系のコーヒーは、ブルーボトルコーヒーやサードウェーブ系のコーヒーショップで良くみかけるコーヒーです。この地域のコーヒーにはレモンやオレンジ、クランベリーなどのベリー系といったフルーツが使われているデザートと良く合います。
アフリカ産コーヒーには、適度な酸味やフルーティー感を持つコーヒーが多いので、フルーツの入ったデザートと一緒に口に含むと、お互いの味が引き立て合って、どちらもより美味しく味わうことができます。
クランベリーチョコやドライフルーツの入ったお菓子もおすすめです！

 

ブレンドコーヒーには「ナッツ系かチョコレート系」

店員さんにコーヒーについて聞いたら「○○○ブレンド」と答えられてしまった。こうなると、コーヒーの原産国によって、一緒に楽しむ食事を決めることができません。こんな時は手堅く「ナッツ系かチョコレート系」のデザートを選びましょう。
ブレンドコーヒーは、いろんな国のコーヒー豆を混ぜ合わせて作られているので、総じてバランスがとれていて飲みやすい味わいのものが多いです。飲みやすいブレンドコーヒーを作る際には、コロンビアやグアテマラといった中南米のコーヒーを多めにブレンドすることが多いです。
よって、ナッツ系とチョコレート系のデザートを選ぶことをおすすめしています。

 

コンビニコーヒーには「コンビニブランドの焼き菓子」を選ぶべし。

最近のコンビニコーヒーは、とても品質が良く、値段も手ごろなので私もたまに利用します。コンビニコーヒーは、飲みやすくスッキリした味わいのものが多いので、甘いデザートと組み合わせることはおすすめしません。
どうしても一緒にデザートを味わいたい場合は、コンビニが独自ブランドで出している、クッキーやフィナンシェ、マドレーヌなどを選びましょう。よりコンビニ毎の味わいを楽しむことができますし、コンビニ側も「セブンカフェ」のように、多少はペアリングを意識して製品開発している可能性がゼロではないからです。

 

家でのコーヒーペアリングの楽しみ方

家でコーヒーを淹れて楽しむ方も多いのではないでしょうか？家であれば自由にコーヒー時間を演出することができます。ぜひ食事やデザートと組み合わせましょう！

 

お気に入りのケーキ屋さんのデザートを用意する！

あらかじめ淹れるコーヒーが分かっている場合は、好きなケーキ屋さんでそのコーヒーと相性の良い風味のあるケーキやデザートを選び、持ち帰りましょう。好きなコーヒーカップやカトラリーを使って、コーヒーとデザートを好きな空間で楽しむ時間は至高のひとときとなります。

 

家族や友達とフードペアリングを楽しむ！

同じようにコーヒーが好きな家族や友達がいれば、ぜひ一緒に、フードペアリングを楽しみましょう！好みや味の感じ方は、千差万別です。自分以外の人と、コーヒーの味の感想や、組み合わせるデザートや食事を持ち寄って、いろいろ試してみると新しい発見があります。複数のコーヒーと食事やデザートを用意してパーティーのような感覚で準備してみましょう。
大切な人たちとコーヒーを通して、そんな時間の楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか？

 

まとめ コーヒーをライフスタイルコンテンツの一つにしよう！

ただなんとなくコーヒーを飲んでいる方も多いのではないでしょうか？そのコーヒーは1杯300円前後、高価なものだと1杯1000円以上する場合もありますね。日常に溶け込んでいるコーヒータイムを「フードペアリング」という楽しみ方を取り入れてぜひアップデートさせましょう。午後の一息つくコーヒータイムがより、おいしく素敵になったり、家族や友達と会話を楽しむ時間になったり、「コーヒータイム」をもっとクリエイティブにアレンジしていってくださいね！