丁寧な暮らし- -DLoFre‘s-美しい暮らしの素

自分時間を楽しむ空間づくり

WRITER

阿部重信 / ガーデンデザイナー

自分時間を楽しむ空間づくり

はじめに

お休みの日を過ごす上で大切なのが、家族と過ごす時間と同時に自分時間持つことかと思います。自分時間はその人の好きなこと、趣味などライフスタイルによって異なってきます。旅行、スポーツなど外での自分時間を楽しむ。
料理、バイクいじり、読書など家での自分時間を楽しむ。
今回はお家での自分時間について考えてみました。
その第一歩としては自分空間をつくることを勧めます。そしてどんな空間が良いかは正解が無く、自分らしく過ごせる空間が大切かと思います。自分らしくとは曖昧な表現かもしれませんが、そこに居ると満ち足りた気持ちになれる場所、つまり幸せ場所ですかね。
自分の例ではありますが、自分時間を楽しむ空間をご紹介したいと思います。

 

家での自分時間の楽しみ方

私の家には、自分時間を楽しむ空間が3箇所あります。

バイクガレージ

バイクガレージは自分の好きなバイクの傍にいるだけで気持ちがハッピーになります。
その中で音楽を聴きながら、読書や、SNS、ネットをして自分時間を過ごす。
またガレージからお庭をボーっと眺めているだけの時間。
雨が激しく降る夜、雨音を聴きながら狭いガレージの中でこもる感覚
寒い夜にストーブの明かりやロウソクの炎に凛とした落ち着いた感覚
など、自分だけの世界を愉しむスペースです。

ケヤキの樹に作ったツリーデッキ

樹の下のハンモックで揺られながらお昼寝したいという憧れがありました。
スペースが無い中、カーポート屋根の上とケヤキの下が絶好の風通しと、木陰空間がありそこにデッキ製作を思いつきました。
ケヤキの木陰の下で過ごす時は、自然の恵みのありがたさと、大切さを本当に感じます。
Wi-Fi環境があれば、自然の中で仕事も出来ますが、私は何もせず、自然を五感で感じるのが好きです。

壁に囲われた日陰のお庭

家の東側の隣地との狭小スペースは目線が気になり有効活用ができていなかった。
目隠しのウッドフェンスを作り、縁台の様な小さなデッキや枝ぶりがスリムな植栽を植えることにより、囲われた坪庭的空間になりました。デッキに座って朝の木漏れ日を浴びると一日の活力が出てきます。

自分時間を楽しむ空間のつくりかた

今回自宅の3つの空間づくりで学んだことをお伝えします。

バイクガレージ

DIYで作った決して広くないガレージですが、秘密基地の気分で自分だけの空間です。
電源があるので、整備に欠かせないコンプレッサーや照明があるので、仕事が終わった夜でもガレージにこもって作業ができます。
バイクガレージで大切なポイントは

  • 電源があること(照明、電動工具、音楽を聴く等出来ればWi-Fi環境があると理想です)
  • 床が高すぎず、そして間口を広くとりバイクの出し入れが楽なこと
  • 有機溶剤を使うケースもあるので、換気を良くする為に窓を設けること

床はしっかりとしたコンクリートが良いが、水平でしっかりしていれば木の床でも大丈夫です。私は枕木を敷いています。

ツリーデッキ

樹に直接固定する方法は現実的には難しいので、独立した長い柱を用いた高床式がお勧めです。風通しと、眺望も良いので気持ちよく過ごせます。
床が高いので、安全面の配慮(強度、転落防止等)には気をつけてください。

デッキから樹の幹が触れるくらい近くに作ると樹との一体感が出て、森林浴が味わえます。樹が無い場所にデッキを作っても、木陰が無いので夏場は暑く、人目も気になり使えないと思います。

壁に囲われた日陰のお庭

家と隣地との狭小スペースは有効活用ができていないケースが多いと思います。
ウッドフェンスで隣地との目隠しをして、スリムな植栽を植えることにより、囲われた坪庭的空間になります。
狭小スペースの空間の活かし方は、幅を取らなくて圧迫感の無いウッドフェンス等の目隠しフェンスが良いと思います。ただフェンスだけだと、平面的で奥行き感が出ない為、スリムな植栽を植えると奥行き感が出てきます。
植物は日当たりの好きな植物と日陰が好きな植物があります。
日陰だからと言って諦めずに、アイデア次第で素敵な空間が創出できますので、ぜひ敷地を見直してみて下さい。

 

まとめ

今回、自宅での自分時間を楽しむ空間をご紹介させて頂きました。
家でどう過ごすかは人それぞれのライフスタイルが有りますので、正解はありません。

ある人は野菜づくりできる畑や菜園だったり、バスケットや洗車を楽しむコンクリート舗装され場所だったり、友人とBBQを楽しむ芝生広場、ペットと過ごすドッグランだったりと。
ただ、そこに行くと気持ちが落ち着く、気持ちがアップする、楽しめる、もっと言うと自分の人生を楽しめる空間が家に有るか、無いとでは大きな違いがあると思います。

自分もそうでしたが、フェンスを立てる、植栽を植える、デッキを作る、お気に入りの雑貨を飾ってみるなど、どんなに狭くても智慧を出せば自分時間を楽しむ空間が必ず出来ますので参考にして頂ければと思います。

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阿部重信 / ガーデンデザイナー

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