丁寧な暮らし- 代表の想い

過去の学びが今につながっている。


静岡大学の名誉教授の外山智徳先生の著書
「住まいの家族学」は、
この仕事を初めて少したってから、
もう随分前になりますが
勉強に使わせてもらいました。
また、その何年も後に、
その外山先生と共同研究をさせてもらいながら
私たちの実際の住まいづくりで実践を
させてもらっています。
家族空間の考えは、
時代とともに変化しています。
しかし、日本人らしい空間の在り方の基本は
昔からの住まいと家族関係の中にヒントがあり、
西洋のスタイルをいつの間にか受け入れることが
当たり前になっていた私たちが、やっと
もう一度、その日本人的価値に立ち返ろうとしているのかもしれません。
そうして、
ようやく日本でも日本人の気質や生活習慣
そして、家族の在り方などを背景にした
住まいのとらえ方が見えてきたという感じなのです。
この本は、もう手に入りにくくなっているようです。
このような家族空間的な考えを15年近く前に
提案されている外山智徳先生は、
ホント凄いなぁって思います。
都田建設は、この理論に基づいて
住まいづくりができること、
外山先生にフィードバックさせてもらえることを
大切に多くの方に
「家族の感性を育む住まい」を
これからも伝えていきたいと思います。
西欧的なものが新しいこと、いいことだと
もしかしたら、思い込みや勘違いしてきた
戦後の私たち日本人なのかもしれません。
一度、立ち返るだけなのですが、
それが結構難しいのですよね。

丁寧な暮らし- 代表の想い

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