今年は通常通り開催、Julmarknad(クリスマスマーケット)とJulbock

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新谷友海


気温がだいぶ下がり、昨日今日と最低気温マイナス15℃程。雪は降っていませんが、霜で地面や家の屋根は白くなり、すっかり冬景色です。現在これを書いているのは15時をちょっとまわったところですが、もう日が暮れてきました。

さて、毎年恒例のクリスマスマーケット。ドイツなど他の国では今年も中止のところもあるようですがスウェーデンは例年通り開催。去年は中止だったので、久しぶりです。100年以上前から同じ景観でこじんまりとしたクリスマスマーケットを続けているこの野外博物館、当日も寒かったのですが行って来たのでご紹介したいと思います!

上の写真は大きなクリスマスツリーの前に並ぶ屋台。右から、手作りジャムのお店、はちみつのお店、その他手作りのキャンドルやサラミなどなど。クリスマスマーケット定番のラインナップが並びます。


こちらはクリスマスリースやドア飾りを売っているお店。手作りの温かみがあふれるものばかり。


広場には小さなガラス細工のお店もあり、外から暖かそうな中をのぞくとこんな感じ。クリスマス限定のガラス細工も多く並び、オーナメントなども多く置いてあります。全てがハンドメイドとなっています。窓に飾り付けられたモミの木の葉がクリスマスさを出していますね。


こちらはスウェーデン人が皆大好きなGodis(甘いもの、キャンディ)や甘く炒ったナッツの瓶が所狭しと並ぶお店。写真に写っていないところにも沢山のGodisが並んでいたので家族連れや子供たちに人気でした。甘く炒ったナッツは奥からリコリス、コーヒー、チリ、シナモン、アイリッシュクリームフレーバー。どれも美味しそうですね!


そしてこちらはライトアップされたJulbock。(ユールボック、クリスマスのヤギ)
こういうのを、スウェーデンのお土産などで見た事はありませんか?


こちらがJulbock。Julbockは、スカンジナビアや北欧のクリスマスのシンボルであり、伝統でもあります。その起源はゲルマンの異教にあると考えられて、スカンジナビアの歴史の中で様々な形で存在してきました。

現在では、このように藁を使って形づくられたJulbockが一般的で、家の飾りやお土産などとして大変親しまれています。


どうやらこのJulbockは「Allert(アレルト)」と名付けられたようです。この場所では羊を飼っているので、藁ではなく、羊の毛で出来たフワフワのJulbock。赤いリボンもJulbockのトレードマークです。

クリスマスマーケット、気分が一気にクリスマスになりますよね。
次回も引き続きクリスマスマーケットの写真をご紹介したいと思います!

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新谷友海

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